令和5年度 学校長挨拶

 令和5年4月より、第40代校長として赴任しました中山 盛延(なかやま もりのぶ)と申します。昨年度まで児童生徒数4名の極小規模校である竹富町立船浮小中学校の校長として勤務していたした。私事で恐縮ですが、幼少から首里で育ち、首里城下で遊び学んだ1979年に本校を卒業し、44年ぶりに母校に戻って参りました。140年以上の歴史や伝統のある本校に、校長として関われたことに喜びと感謝の気持ちでいっぱいでございます。東苑に建つ我が母校。これからもその伝統を引き継ぎ次につなげていく責任で、改めて気持ちをひきしめているところです。 本校は、沖縄県における近代教育の始まりとして、県内で最初に設置された14小学校の一つとして、1880年(明治13年)に創立され、143年目を迎えます。
  近隣には、世界遺産に指定されている首里城や琉球王朝時代国王が遊覧し、中国の冊封使等の国賓を歓待した御茶屋御殿(ウチャヤウドゥン)、那覇市指定文化財の雨乞御嶽(アマゴイウタキ)、儀間真常(琉球五大偉人)の墓地があり、輝かしい歴史と文化に支えられた地域にあります。
  校区は、鳥堀町、赤田町、崎山町をはじめ、県営鳥堀市街地住宅、崎山ハイツ、金城町(一部含む)からなり、6つの自治会ともそれぞれに子ども会を結成し、学校に深く関わっています。
  令和5年5月1日現在、児童数388名、教職員数40名、16学級(特別支援3学級含む)の学校です。
  学校教育目標「よく考え進んで学ぶ子(知) 心豊かな子(徳) たくましい子(体)」の育成にむけ、自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」の育成を基本とした基礎的・基本的な知識・技能の習得に取り組みます。また、児童自らお互いを認め合い助け合う豊かな心を持ち、児童の一人一人の個性を尊重し、その子にあった手立て(合理的配慮に基づく手立て)を全職員及び家庭、地域協働体制もって養い、予測不可能な時代を生き抜く為の創造力や対話力、自律性を促しながら、子どもたちの夢実現に向けて「チーム城南」として取り組んで参ります。今後とも保護者、地域の皆さまには、城南小学校へのご支援・ご協力を宜しくお願い致します。

        那覇市立城南小学校
   校 長 中山 盛延