7月17日(木)、本校では水の事故から命を守る力を身に付けることを目的に、5・6年生を対象とした「着衣泳(ちゃくいえい)」の学習を行いました。
着衣泳とは、水着ではなく普段の服を着たまま水に入る水泳の授業です。服が水を含むと重くなり、動きづらくなるため、そうした状況を実際に体験することで、非常時に落ち着いて行動できる判断力やスキルを養うことをねらいとしています。
当日は、UETEMATE@沖縄(現役消防士などによる有志のボランティア団体)の皆さんにご指導いただきました。「人の体は、わずか2%しか水に浮かない。その2%をどう活かすかが命を守る知恵」と、夏に多発する水難事故から自分の命を守るための方法を、分かりやすく教えていただきました。
また、海岸等で発生する「離岸流(りがんりゅう)」などの自然の流れについても学び、「流れに逆らわず、まずは浮いて待つ」ことの大切さを体験を通して学びました。
子どもたちは、服を着たまま水に入ると泳ぎにくいことや、水の怖さを身をもって実感しながら、命を守るために必要な行動を真剣に考えていました。
今回の学習は、「危険な場所には近づかない」といった危険回避の意識や、「自分の命は自分で守る」という自立した判断力を育む、貴重な学びの機会となりました。
また、6月19日(木)から約1か月間にわたって実施してきた水泳学習も、本日(7/17木)をもって無事に終了いたしました。
保護者の皆様におかれましては、ご多用の中、子供たちの安全確保のためにプール学習の見守り等にご協力いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、期間中大きな事故もなく、安全に学習を進めることができましたことを、心より感謝申し上げます。