11月27日金曜日の夕方、帰宅後、バレーボール部の練習に向かう本校小学4年生の女子3人組。学校近くの大型スーパーの裏通りを歩いているときに「ネコ」の死骸(しがい)を発見。何かにはねられ、目が飛び出している無残な姿…。大人でも目を背けたくなるような死骸。でもそのままにしておくと、さらに車やバイクに踏まれそう。何とかしようと集まる3人組。そこへ、南風原町在住のKさん(女性)が偶然見かねて声をかけた。そしてネコを引き取ってもらうため、市役所の担当課へ連絡などを率先。担当職員が到着するまでの間、30分以上も女子3人組はその場から離れず、再度ひかれないようにとネコを見守った。
Kさん曰く、「バレー部の練習に遅れるよ、といっても、それよりネコが大事と見守る3人組にいたく感動した。嬉しくなって学校へ電話させて頂きました」とのこと。
早速、本人たちにその話しを聞いた。校長先生が何で知ってるの?と戸惑いの中、当たり前の行為のように話してくれた。ネコを見送った後は、遅れた言い訳もせず、バレーの練習に励んだと言う。
その神原ドリームチームは、先日、那覇市小学生バレーボール大会の混合の部で準優勝をなしとげていた…。(11/10の記事をご覧ください)
⇒11月10日記事: 神原っ子の活躍!おめでとう!
善行は美しい。最後、ネコが引き取られるまで見送った彼女たちのやさしさや思いやり。またその行為を支えながら、褒めて頂き、わざわざお忙しい中ご連絡頂いたKさんのお気持ち。コロナ禍で人との接触に制約の多い中、人の気持ちの温かさにふれる今回の出来事でした。
Kさんが迷っている3人組に寄り添い、死骸の対応の仕方等、時間を割いて教えていただいたこと、その気持ちは大人の見本であり、彼女たちの財産になったと思います。本当にありがとうございました。
周りを大切にできる人は、自分を大切にできるという。そんなやさしさや思いやりを持った子どもたちに誇りを持ち、神原っこの健やかな成長に向けこれからも教職員一丸となり邁進していきたいと思います。