那覇市立古蔵中学校 校長 太田 寛
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本校は、昭和38年、那覇市古波蔵の地に「那覇教育区立壺川中学校」として創立されました。開校当初は校舎が未完成であったため、上山中学校と寄宮中学校の教室を間借りし、さらに真和志小学校および幼稚園の施設を利用して、三か所に分かれて授業を実施していました。
同年8月には校名を「古蔵中学校」と改称し、11月には新校舎の完成とともに、開校式が盛大に挙行されました。
当時のこの地域には、与儀タンクをはじめとする戦争の傷跡が数多く残されていましたが、地域の方々のたゆまぬ努力と復興への強い志により、今では活気あふれる街へと見事に生まれ変わりました。本校もまた、地域とともに歩み、その発展の一翼を担ってまいりました。
本校もまた、戦後の混乱と困難の中、地域の皆様の深いご尽力に支えられながら歩みを続けてまいりました。そしてこれからも、地域とともに歩み、地域に根ざした学校であり続けることに誇りをもって、教育活動に取り組んでまいります。
本校の近くには、ラムサール条約に登録された「漫湖」が広がっており、自然の豊かさとともに環境の大切さを学ぶことができる貴重な教育資源となっています。生徒たちは、日々の学校生活の中で、命や自然へのまなざしを深めながら成長しています。
古蔵中学校では、次の3つの力を育てることを教育の柱としています。
- 礼儀正しく、相手の立場や気持ちを理解し、自分も他者も大切にできる生徒
- 夢を持ち、その実現に向けて努力を重ねる生徒
- 心身ともに健康で、自ら考え、何事にも主体的に行動できる生徒
これらの柱は、これからの時代を生きる子どもたちにとって必要不可欠な力です。私たちは、生徒一人ひとりが「今、自分にとって最も適切な行動は何か」を自ら考え、判断し、行動できる力を身につけることを目指しています。それがやがて、自分の夢を叶える力となり、周囲と協力しながらよりよい社会をつくる力へとつながると信じています。