令和6年3月9日、第76回卒業式が行われ、209名の生徒へ卒業証書が手渡されました。
本校の教育目標は「ふるさと首里を誇り、志高く未来の可能性に挑戦する生徒を育む」となっており、総合的な学習の時間では全学年共通テーマとして「ふるさと首里を誇る」としております。1年時では「学習したことをもとに地域社会の一員としての自覚をもち、地域に誇りを持つ第一歩を踏み出します。2年時では、1年次の学習を元に、修学旅行で訪れた地域の歴史や文化等との違いについて考える機会があります。そして3年時では、地域学習のまとめとして「ふるさと首里を誇り、未来社会を担う人材」となるためになすべきことを考え、主体的に行動する態度を身につけることができます。
琉球の都、首里。東シナ海や太平洋を見渡せる高台にありながら豊かな湧き水と緑に囲まれたこのまちには、王府のおひざ元で磨かれてきた染め、そして織りがあります。写真にありますように、
6本の首里織りの縦幕は、第76期卒業記念品として作成されました。左側の3本が「首里花織(はなおり)」、右側の3本が「首里道屯織り(どうとんおり)」と呼ばれる織物の複製品で、沖縄の風土に合った多種多彩な模様が特徴です。今後、入学式や卒業式等の学校行事で飾られることになり、卒業生の皆さんは、5年後の「二十を祝う会」でも見る機会があると思いますので懐かしく思っていただければ幸いです。
創立76年、歴史ある本校の校訓は「海邦秀麗」で、「心身ともに健やかで麗しく、知力、体力に秀で、守礼の国を誇りにし、広く海外に雄飛する」という意味を持ちます。これからも、未来の可能性に挑戦し続ける首里中生を応援していきたいと思います。