那覇市は平成20 年度に小中一貫教育導入の方針を打ち出し、翌21 年度には教育委員会事務局に「那覇市小中一貫校検討委員会」を設置して、その基本構想について検討を重ねてきた。その一つの流れの中で併設型のモデル校として4つの候補校の中から諸条件を勘案し、神原中・神原小が指定され、その後壺屋小も加えられ「神原中校区小中一貫教育校」として研究を進めることが決定された。
平成22 年度からは教育委員会が主体となり、推進協議会を立ち上げ、学校教育目標・学習内容系統表の作成・小中合同行事等について、3校教諭も含めて協議された。平成23 年度は推進協議会での構想を踏まえ、学校現場サイドでの具体的な試行がスタートした。本校区の目指す小中一貫教育の共通確認、研究組織の立ち上げ、各部の研究内容等、幾度となく小中の教師が話し合いを重ね、「とにかく実践してみよう!」を合い言葉に研究を進めてきた。
モデル校として最終年次に当たる本年度(平成25 年度)は、前年度構築した各部の取組内容の充実・発展に研究を進めた。また、神中登校日の実施も年4回に増やしたり、報告・連絡調整の方法として、月1回に校長・教頭・コーディネーター会議及び各部長・コーディネーター会議を実施した。
平成26年度は、これまでの取組を続けながら、部活動見学を部活動体験へ、中学校の合唱コンクールの見学から神小・壺小の六年生が合同で舞台に立ち合唱を行いました。また、研究組織でもいくつか変更を行い、これまでの総合部をなくし、研究部のなかに国語班、算数・数学班、授業改善班を編制しました。