11月4日(金)14:40~15:40、 「地震・津波避難訓練」を実施しました。本校の海抜は3.6mと低く、第1避難場所の屋上は20mありますが、絶対に安全というわけではありません。
そこで、本日は、未曾有の大きな地震及び20m以上の津波を想定し、本校から約1km離れた中央公園(海抜26m)まで2次避難をしました。保護者の方々にも安全確保にご協力頂きました。厚く御礼を申し上げます。
「地震・津波避難訓練」のねらいは以下の3点です。
(1)地震発生後、津波がきた場合の避難行動を迅速に実施して生命の安全を図ることの必要性を理解させる。
(2)避難行動の中で、沈着に規律正しく、速やかに行動できる態度を養う。
(3)自然災害を理解し、自己の危険回避能力を養う。
訓練の流れは次の通りです。
①14:40 地震発生→生徒は机の下に身を隠す。窓際の生徒は窓を全開にし、避難経路を確保する。
②14:41 一時避難(運動場)
③14:48 津波発生→避難場所の変更(中央公園へ移動)
④15:10 中央公園到着→校長講話
校長講話では、以下のお話をしました。
①「地震・津波避難訓練」ということで、(中央公園まで保護者の安全指導の協力も得て実施しただけに)生徒の皆さんにも真剣さがあったこと。
②一時避難(運動場)に係った時間は4分。これまでの4回の合同帰りの会では、7分を切ることはできませんでしたが、今回の訓練で大幅に時間短縮できました。これからは3分を目指し、一人ひとりが素早く生命を守る行動を取って欲しいこと。
また、「 東日本大震災」についての概要と教訓についても以下のお話をしました。
③1万5900名の尊い生命が失われ、2523名の行方不明者が出たこと
④地震から津波が来るまでの時間(2分~2時間)と幅があること(津波警報をよく聞いてすぐに、より高台へ避難して生命を守る行動を取って欲しいこと)
今日、生徒と先生方、保護者の皆さんが一緒に避難行動を行ったことは、いざ、災害に遭遇した時に必ず生かされます。皆さんの 挙手と避難行動中の観察から、 真剣に行った生徒が多数いたことを大変嬉しく思います。これからも、安全・安心な生活を送れるように努めてください。期待しています。