7月8日(金)8:20~9:25、「サイバー犯罪防止講演会」の開催しました。コロナ禍の為、理科室(講師・生活委員会・管理職・担当教師等)と各教室(オンライン)をつなぐハイブリッド型で行いました。講師は、沖縄県警察本部生活安全部少年課の少年サポートセンター健全育成係長の「宮城栄一郎氏」です。沖縄県内を回ってご講話している大変お忙しい方ですが、本校のために馳せ参じて頂き、心から感謝致します。
講話は以下の内容です。【1】サイバー犯罪とは「情報技術を利用した犯罪」のことで、「インターネットやスマホ・携帯電話を悪用した犯罪」のこと。
具体例①ツイッターに小中学生が自身の裸の写真を掲載した(児童ポルノ)
ネットで知り合った人に自信の裸の写真を送信し、拡散された事例を挙げ、「ネットで知り合った人から『友達との写真を送って』「顔が見たいので写真を送って」と言われても絶対に送信してはいけないということ。
具体例②LINEでクラスメイトの悪口を書いた(名誉毀損)
②では、実際にLINEいじめによって自殺に追い込まれた事案をあげて、説明して頂き
ました。日本人の殆どが利用しているLINEでのネットいじめだったので、誰にでも起こりうることだと実感できたことと思います。
【2】サイバー犯罪の特徴
①匿名性が高く『なりすまし』が簡単
②現実と繋がっている実感がないためだまされやすい
③トラブルが教師や保護者の目に届きにくい
【3】ネットいじめとは
①インターネット上における「いじめ」及び「嫌がらせ」のこと
②「パソコン」や「スマホ」などのネット端末を経由し、物理的・心理的な攻撃がなされる
③いじめ防止対策推進法で禁止されている
【4】ネットでの課金で実際に120万の請求が来た事例
【5】ネット依存(依存の傾向・症状)
①スマホが気になる
②ながらスマホ
③会話がめんどくさくなる
④感情のコントロールができなくなる
ネット依存にならないために、フィルタリングで未然防止することが大切だということ。そのためにも「家族のルール決め(時間・場所・相談)」を友達に教えたり、友達とルールを考えたりすることも重要である事など、正しい使い方をして良いつながりをもち「自分の身を自分で守る」ために必要なお話をたくさん教えて頂きました。
生活委員長の挨拶で、「LINEやDMなど、相手の表情が見えないところで話すと、勘違いから言葉が過激になって、そこから集団化し、いじめに繋がるということがとても印象に残りました。ネットはなりすましが簡単にできるので、全て正しいと思わず、何かあれば、隠さず相談することが大切だと思いました。」と深い学びを得た様子でした。