7月28日(木)第7回初任者研修が開催されました。
場所:若狭公民館
研修内容:「しまくとぅばの活用」「平和教育」
講師:琉球大学 教職センター 教授 上江洲朝男
浦添市立仲西中学校 教頭 大城邦夫
講義を通して、「しまくとぅば」普及や平和教育への理解を深め、学校現場において実践的な指導に資することを目的とした研修でした。
「しまくとぅばの活用」では、那覇市にて作成された「ちかていあしばなしまくとぅば」を活用し、実技を交えての講義が行われました。
初任者を代表して、古蔵小学校の晨原潤先生より、つぎのようなお礼のことばがありました。
「『しまくとぅば』を今後、引き継いでいくこと、大切にしないといけないと改めて感じました。地域に愛着を持ったり、言葉が自分の心の拠り所になっていること、言葉には力があること、受け継がれてきた言葉には、地域の『ほこりや思いがあること』を学びました。今後も、教員として『しまくとぅばの活用』について学び、子どもたちが楽しく継承していけるようにしていきたいです。」
「平和教育について」沖縄戦の実態や絵本での教材を活用しながら、児童生徒の心情に配慮した平和教育の在り方を示唆して頂きました。
初任者を代表して、金城中学校の金城正明先生より、次のようなお礼のあいさつがありました。「生徒が問いを持ち、主体的に学ぶ平和学習ということを聞き、難しいと感じましたが、平和学習=戦争ではないことを聞いて少し気持ちが楽になりました。SDGsなど、多様な視点から平和を考え、生徒が主体的に平和について学べるようにすることが大事だと知りました。社会科の教員として、戦争の悲惨さを密接に伝えながら、沖縄戦について主体的に学ばせるため、地域学習も一つの教材だと感じました。沖縄県の1人の教員として、平和教育に頑張っていきたいと思います。」
